里芋(さといも)の産地(原産国)判別検査

さといもの原産国(輸入・・中国、国産)の判別検査

近年の中国産野菜の国産偽装表示を受けて、国産と輸入(中国産)の判別検査が求められるようになりました。 同位体研究所は、里芋の安定同位体分析により、輸入(中国産)と国産さといもを判別する為の分析検査を提供しています。 里芋の検査の場合、個体のばらつきを考慮し、1つの検査対象里芋について、5個の分析サンプルを採取し、個々に分析・判別を行います。判別の結果、5個の里芋について、3個以上、輸入と判別される個体が認められる場合、輸入(中国産)さといもとして陽性判定を行っています。 
LinkIconさといも産地判別技術解説はこちらから

対象農産物
里芋(生・冷凍)
分析法
炭素・酸素安定同位体比分析による原産国判別(対象国 中国、国産)
(TC/EA, EA IRMS分析による多元素安定同位体比分析)
判別結果例
「輸入(中国産)里芋の特徴と合致し、輸入(中国産)里芋と判別される」「国産里芋の特徴と合致し、国産里芋と判別される」
1検体より5分析個体を採取。 個別分析実施後、輸入里芋として判別される個体が3個以上の場合、検体は、「輸入(中国産)里芋の可能性が高い」と報告
判別の方法は、分析により得られた安定同位体比値を、判別の為の「判別式」により得られた判別得点により国産・輸入を判別します。 この方法は、判別分析といわれ、あらかじめ素性が明確(国産・輸入)な里芋の分析データを統計的(多変量解析・判別分析)に解析し、検査対象の検体が国産グループに属するのか、または輸入グループに属するかを判別します。 基礎標準里芋データは、中国42,国産51(千葉、茨城等の関東、宮崎、鹿児島等の九州産を主体)の総計93を用いています。統計的判別精度は、93%
本検査においては、検査対象の検体に九州産が含まれる場合、あらかじめ検査発注時にその旨をお知らせください。 九州産と中国産さといもは、類似した安定同位体比を示す傾向があり、九州産については、別途九州産のみの標準データと中国産データによる判別解析を追加しています。
詳細については、里芋産地判別の技術説明をご参照ください。
検査価格
安定同位体比分析費用 35,000円(税別)
複数検体処理費用 6,000円(税別)・・5個の里芋を検査対象とします。
合計 41,000円(税別)
必要サンプル量
検査を行う里芋は、1検体最低5個以上を冷蔵又は冷凍にて送付ください。
検査日数
4日

里芋の原産国判別の基本となるのは、日本と中国の生育場所と生育環境の相違です。 里芋が生育時に植物体の構成分子に取り込む水(酸素・水素)、里芋の生育環境の差異による炭素安定同位体比の違いを判別の指標としています。 尚、九州産(宮崎等)は、中国産との差異が他の国産里芋と比較して小さく、九州産については、個別に中国産データとの解析を行う事で判別の精度を上げています。