そば粉・そば国産判別検査

国産そば粉100%表示の確認、国産の判別検査

国産そばの自給率は、24.6%(2007年)、そして北海道がこの国内生産の中の49.4%を占めています。 従って、そばについては、北海道が国内需要に占める割合は、12%、第2位の長野産の占める割合は、わずか2.4%となります。 しかしながら、近年の国産志向を背景として、市場においては、「国産そば100%」、「長野産そば100%」など、さまざまな「国産100%」表示をそばが多数販売されています。このような表示についての科学的な証明を可能とする為、同位体研究所は、そばの産地に注目し、生育環境の化学的指紋でもある安定同位体比による国産・産地判別の開発に取り組んできました。その結果、このたび「国産100%」として表示されているそば粉、そばについて、産地の判別検査技術を開発します。

そばについては、主要なそば産地である、中国、カナダ、米国、豪州及び国内そばの主要産地よりそばを収集し研究を行ってきました。 原料であるそば粉の研究に加え、各種のそば(10割そば、二八そば、だったんそばなど各種のそば)の研究分析を進め、100超の分析データより判別用の基礎データが作成されました。
この判別用データと、検査対象の検体より得られた炭素、窒素、酸素安定同位体比を統計解析することにより、国産そばと輸入そばの判別が可能となりました。判別精度は、国産・輸入判別で96%と高精度なものです。


LinkIconそば粉・そば国産判別技術解説はこちらから(近日掲載)

対象農産物
そば粉、そば
分析法
炭素・窒素・酸素安定同位体比分析による原産国判別(対象国 中国・米国・カナダ、豪州、国産)
(TC/EA, EA IRMS分析による多元素安定同位体比分析)
*表示(産地情報)の確認検査となります。 産地不明の小麦粉等の判別検査は受託していません。 これは蓄積した産地別そば粉データは、すべての地域(国産地域)を網羅しているものではなく、判別分析とは、あらかじめ判明している産地のグループ(データ)に、分析データが該当するかを解析するものです。 この検査法では、表示(又は産地情報)が正しいかの確認を提供するものです
判別結果例
「国産と判別される」「輸入品と判別される」
(報告書コメントにて、さらに詳細な判別内容記載。 判別精度、判別の補足説明、判別結果への対応推奨等を記載)
(注意:同位体分析による産地判別は、検体の安定同位体比特徴がそれぞれの産地のどこと合致するかを統計的に判別します。 このため判別によっては、判別判定が困難な場合があります。このような点を含め、判別結果とその詳細が報告されます)
検査価格
安定同位体比分析費用 35,000円(税別)
必要サンプル量
100g程度。
検査日数
5日(検査が集中する場合、日数が余分にかかる場合があります)